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せきまる×名陵中学校「ピンチはチャンス!せきまる治療でまちをPR!」の取り組み詳細について
1.せきまるポストに何が起こった?!
【生徒目線での経緯説明】
2024年5月23日下関市役所への職場体験で、名陵中学校の生徒が赤間神宮に立ち寄った際、
赤間神宮前のラッピングポストの「せきまる」が、足がもぎ取られるという大けがを負っていることを知りました。
観光客もせきまるポストを見ながら口々に「まあ可哀そうに・・。」とつぶやきながら眺める姿を見て
(中学生の)自分たちも可哀そうだと思い、自分たちにできることはないだろうかと考えました。
そんな時、市役所の職員から「せきまるの治療に協力してもらえないだろうか?」とお願いされました。
自分たちができることで地域の役立てるならと協力したいと思いました。
こうした経緯で学校の先生方の後押しもあり、せきまる治療プロジェクトはスタートしたのです。
2.試行錯誤しながら役割を決めて進めました
【名陵中学校】
- 美術部の部活の時間などを使ってせきまるのパーツを制作しました。
【下関市役所共創イノベーション課】
- 報道投げ込み、市のSNS(インスタ、X、フェイスブック)で取り組みの発信を担当しました。
- 紙粘土、レジン等、制作に係る消耗品を提供しました。
【文化財保護課考古博物館】
- 生徒が作った足型を元に3Dプリンターで樹脂製の足を出力しました。
3.三方良し♪
- 名陵中美術部の皆さんの得意分野を活かし、せきまるの修繕を通じて自分事としてまちに関わることで、地域への愛着や誇りを醸成できました。
- 赤間神宮、市のメインキャラクターが破損されたことは残念だけど、生徒と市が一体となって治療を行い、せきまるや下関市のPRに繋がりました。
- 修繕コストを抑えることができました。
4.完治までの主な流れ
- 6月4日:治療スタート
- 6月20日松葉杖と包帯バージョンの公開
- 6月末までに通常バーションの足の型制作
- 7月11日生徒が制作したの型を元に、考古博物館の3Dプリンターで樹脂製の足を出力
- 7月24日現地でお披露目&記念撮影!
生徒の得意分野を活かしながら、せきまるの治療を通じて自分事としてまちに関わり、行政がそれを支援する、これまでにない新しい形で「せきまる」の治療(修復)を行うことができました♪