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高城翔伍さん CRAFTSMAN COFFEE ROASTERS(クラフツマンコーヒー ロースターズ)運営

ページID:0006227 更新日:2022年11月2日更新 印刷ページ表示

高城さんの画像1

神奈川県からUターン

街や地域にいい影響を与えるお店に。

高城 翔伍さん(下関出身。神奈川県からUターン)
合同会社CRAFTSMAN代表。CRAFTSMAN COFFEE ROASTERS運営。

下関に移住したきっかけは?

下関に移住したきっかけは?の画像

母の実家が下関で、その家業である米作りを手伝うためにUターンしました。
僕は父の転勤の関係で幼少期を静岡・函館で、小学校から高校までを下関で過ごしました。その後、神奈川の大学に入り体育学部でスポーツマネジメントなどを学び、卒業してからも1年間は職員として大学に残りましたが、家庭の事情もあり家業を継ぐために下関へ戻ることにしました。

なぜカフェをオープンしようと思ったのですか?

同じお客さまに何度もお会いしたいと考えたから
下関へのUターンが家業を継ぐためとはいえ、収益を上げるための米作りではなかったので、しばらくカフェでアルバイトをしたり、飲食店の立ち上げの手伝いなどをしたりしていました。それは自分が興味の持てる仕事を見つけるためと人脈を作るためでもありました。

そうして、僕がカフェを始めようと思ったのは、豊かに生きていくための術(すべ)として何をするか考えた結果でした。
僕は大学時代、東京のイタリアンレストランでアルバイトをしていました。学生ながら社員のようにほぼ毎日出勤し、その会社が新たにカフェをオープンすることになったときには企画段階から携わらせてもらいました。カフェであればそうした経験も活かせますし、コーヒーの単価は低いので同じお客さまに何度も来てもらえるお店にできると考えたのです。また、母がもともとコーヒー好きで、喜んでくれるだろうという思いもありました。

開業後のご苦労を教えてください

開業後のご苦労を教えてくださいの画像1

開業後のご苦労を教えてくださいの画像2

最初の数ヶ月は苦労ばかりでした
最初にオープンしたお店では本当に苦しい思いをしました。一緒にお店を立ち上げた友人はバリスタとしての経験が豊かで、コーヒーは本当においしかったのですが、お店の業績は良くありませんでした。お客さまへのサービスやお店の雰囲気に対する心配りが足りなかったのです。しかし、自分の店でありながら、コーヒーの知識はその友人に敵いませんでしたので何も言うことができず、ただただ苦しい思いをしていました。

結局、業績が悪く友人を雇い続けることができなかったことも重なり、コンセプトを練りに練り直し、現在の共同経営者である青山と、この「クラフツマンコーヒー」をスタートさせ軌道に乗せることができました。青山は大学時代の同級生で、下関とは無縁でしたが、学生時代に抱いた、いつか二人で1つのことに取り組もうという目標を実現させるため下関への移住を決めてくれたのでした。

これからどのようなお店にしたいと考えていますか?

これからどのようなお店にしたいと考えていますか?の画像

地域に影響を与えるようなお店にしたい
地域に還元するというのか、このお店が街や地域にいい影響を与えることができればいいですね。
たとえば喫茶店に入ったとき、店員からメニューを渡され、注文をするときに店員を呼ぶ、という流れが一般的ではないでしょうか。でも、せっかく来ていただいたのに、それでは申し訳ないと思うんです。お客さまの好みや、そのときの気分を聞いて、それにあったコーヒーをお出しする。そうした接客を大切にしていきたいという思いを、クラフツマンをオープンして以来、一貫して持ち続けています。
実際、今働いてもらっている女性スタッフの1人はもともと看護師だったのですが、お客として来店したときにそうした接客に共感してくれ、看護師をやめて「ここで働かせてください」とやってきてくれました。

下関とはどんな街でしょうか?

資源が豊富でほどよくちょうどいい街
下関はせっかく資源がたくさんあるのに、それを活かしきれていないのではないかと感じることがあります。海や山がほどよい距離にあり、観光資源も少なくありません。無農薬栽培をしている農家もたくさんいらっしゃいます。他の街が作りたくても作れない歴史も持っています。福岡などへの距離もちょうどよいのではないでしょうか。
ただ、いろいろなことがちょうどいいから、かえって「もっとよく」という雰囲気が起きにくいのかもしれません。

下関への移住を考えている皆さんへ

下関への移住を考えている皆さんへの画像

移住をするのに、どこに住むのかも大切ですが、誰と過ごすのか、何をして過ごすのかも大事ではないでしょうか。
下関は素敵な人が多い街だと思います。
僕は最近、移住の相談を受けることがあります。そうしたとき、まずはいろいろな人に会ってもらい、下関のいい面だけでなく不便なところも感じ取ってもらうようにしています。
まずは、その街の人を知って、これからの人生を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに別会社で、もうすぐ豊浦町の小串にカフェをオープンする予定ですが、そこで働いてもらうバリスタも東京からのIターンです。彼女も下関の良さを感じ取ってくれたのだと思います。

下関は潜在顧客を掘り起こせる可能性のある街。

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